テーマはやはり、「『ボールを重視』したゾーンディフェンス」
神奈川県クラブジュニアユースサッカー連盟から1年振りの要請を受け、ジュニアユースの指導者たちを集めた講習会を、北新横浜のあおばスカイフィールドにて実施しました。4回目の依頼となる今回も、前年度とテーマは変わらず「『ボールを重視』したゾーンディフェンス」でした。
実技では2対2と3対2に重点を置いて行い、ディフェンダー2人でどのように協力し合って数的同数から、あるいは数的不利から脱出しボールの奪回を図るか?について説明しました。
引き続き行われた講義では、実技で行った3対2の守備戦術の基本的な戦術行動について戦術ボードなどを使い改めて説明を加えました。またチーム戦術に関しては、プレーシステム4:4:2におけるプレー方法として
「中盤でのプレッシング」
「守備でのプレッシング」
「フォアチェッキング」
についてDVD「『ボールを重視』した守備(ジャパンライム)」を参加者の皆さんに見てもらいました(このDVDはドイツサッカー協会がまとめたもので、2004年に私が翻訳したものである)。
ボール保持者と対峙する際に、距離を少し残し斜目にずれたポジションを取ること、自ら退却することで相手を誘導することなど、日本には存在していない守備の戦術行動について詳しく説明する機会を得ることが叶い、私としては満足しています。
さらに講義の途中、そして最後にグループ戦術とチーム戦術にまつわる質問もいくつか受けることができたので、きっと参加者の皆さんにとっても有意義な時間となったのではないかと感じています。
再度貴重な機会を与えてもらった、神奈川県クラブジュニアユースサッカー連盟さんに感謝します。お世話になりました。
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