16年間ドイツで見てきた、地域スポーツクラブの事情を語る
8月10日、急きょドイツのスポーツ事情についてオンラインセミナーを開催し、90分話すことになりました。きっかけはフットサルのFリーグでディヴィジョン2に所属するアグレミーナ浜松に勤めている知り合いからの連絡、そしてそれと1日前後して高校3年生からの相談でした。どちらの要望もほぼ一緒で「ドイツのスポーツクラブについて知りたい。特に地域に根差すためにクラブがどんなことをしているのか?を知りたい」という内容のものでした。
これまでこのカテゴリーのテーマでは、ソニーの社員向け啓蒙活動「Bridge Terminal」や明治大学の授業枠「専門演習BⅡ」で講演を行なったことがあったため、今回はその資料へ「地域に根差すためにどんなことをしているのか?」を加えて仕上げました。
ZOOMを使ってのオンラインセミナーは兎にも角にも初めの試みだったので、今回はお声を掛けていただいた数人の方のみの参加を集う形で、コンパクトな人数での実施となりました。
講演はまず、ドイツの地域スポーツクラブと日本における環境の違いを比較することでその違いを説明し、最後にクラブが地域に根差すために役立ちそうなアイデアを集めて紹介しました。日本でも応用できそうなことをドイツでの見聞の中から探し出し、写真を添えてできるだけ具体的に伝えられるようにまとめました。
初めてづくしであったため、講演は結局90分の予定が20分もオーバーしてしまいました。しかしその後の質疑応答においても、各参加者からの質問が相次ぎ、予定時間を大幅に超える大盛況(?)のセミナーとなりました。
なお参加費に関しては、各参加者がセミナー終了後にあらかじめ用意された評価シートに沿って評価を行い、自分で支払う額を自分で決めるという画期的な「投げ銭方式」にて決めていただきました。各項目ごとに5段階で評価してもらい、その合計点が総合評価となるシステムで、これもまた初めての試みでした。
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